第3部 パネルディスカッション

物語と対話による医療―エビデンスとナラティブの両立へ

パネラー:第1部の講演者・垣見和宏先生、光嶋勲先生

             部の講演者・高本眞一先生、樋野興夫先生、福田護先生

       コーディネーター:山下ちづる(編集者&がんサバイバー)

 

 従来の医療が科学的根拠(エビデンス)に基づく診断・治療(EBM)を重視してきた結果、良い医療を行っても、患者の満足度が上がらず、医療者もやりがいや達成感を感じづらかったというジレンマがあった。

 

近年、ナラティブに基づいた医療「NBMNarrative Based Medicine)」が提唱されるようになった。つまり「物語りと対話に基づく医療」である。

 

 患 者が語る「病気になった理由」、「経緯」、「症状」、「病気についてどのように考えているか」といった物語から、患者が抱える問題を全人的に(身体面だけ でなく、精神や心理状態、社会的立場などを含むあらゆる要素から)把握し、治療方法を考える医療のこと。患者と医療従事者が対話を通じて良い関係性をつく ることで、双方が満足の行く治療を行うことが期待される。

 

このNBMを実践するために、患者・家族、医療者に求められているものは何か。がん患者の声も聴きながら、ディスカッションを進めていく予定。

 

 

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これからの“がん医療”を考える患者の会